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パトリック・ディスレム来日 フリースタイルモデルを披露!

patrik2.jpg 自らのシグニチャーブランド「PATRIK DIETHLM」を率いるパトリック・ディスレムがPWA韓国大会終了後に来日した。PDは現在スラロームとフォーミュラーのモデルがラインナップしているが、新たにフリースタイルモデルが近日ラインナップに加わる予定で、この来日でそのニューモデルを披露してくれた。
 パトリックは前F2のボードデザイナーであり、F2時代にスラロームのSX、フォーミュラーのFX、フリースタイルのCHILIという名艇を生み出した。また自らも一流のワールドカッパーとして活躍している。
 今年PDを設立して、まずは実績を残したスラロームとフォーミュラーを、F2時代のデザインをさらに改良し、自分のブランドとしてラインナップさせていた。当然次はフリースタイルボードCHILIの後継モデルが登場してくると予想できたが、その予想通り、今回最終プロトの披露となったのである。
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 新しいフリースタイルモデルは99と107の2タイプで、デザイン的にはCHILIをベースにしているが、さらに最新ムーブをメイクするために必要なデザインをふんだんに取り入れている。
tail.jpg  決められた枠の中で演技するフリースタイルのボードには初速と加速が求められる。特に最近ではワザの性質上、スピードの重要性が高まっている。そのために次のようなデザインを発表された新しいボードには施している。
1:スポックテイルの廃止
2:テイル部分のエッジ&レイルをスラロームボードのように立てる。
3:テイルキックをつけない(テイルキックはジャンプではよいが、スピードにはマイナス)
4:フィンからテイルまでを短くする。(キックをなくすとテイルまでが長くなりすぎてジャンプで引っかかるため)
5:ボトムを薄いVボトムにする(フラットが理想だが、チョッピーではコントロールしにくく、Wコンケーブはスライド時に引っかかりがある)
6:ノーズ部のレイルはインタックしているがエッジは立てる。(ダブルトリック の際にエッジが丸まっていると水の巻き込みが起こり、スピードが落ちて決まりにくくなる。エッジが立っていてもスライドで引っかかることはない。
7:テイル部分は踏みやすく反発が大きくジャンプがしやすい形状にしている。
 工法・材質はカーボンケブラーサンドイッチ。この注目のフリスタボードは、日本では7月上旬発売予定だ。

FREESTYLE 99 ●全長228cm●最大幅63.5cm●ボリューム99ℓ
FREESTYLE 107 ●全長230cm●最大幅67.5cm●ボリューム107ℓ

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