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オヤジたちの祭典_THE MASTERS 2010

masters_1.jpgオヤジたちの祭典、今年は?
THE MASTERS 2010


場所/三浦海岸津久井浜
日時/4/17〜18
レポート/J-47

 4月17日、朝起きると雨風ともに強く、一瞬『こんな日に大会できるのか?』 と思ってしまったほどだった。
当然海は大荒れで、沖では15m/s以上の北寄りの風が吹いており、雨も降っている。ビーチでは車はあるものの誰もセッティングしていない。自分も躊躇していたほどだ。
 都内からの選手は雪で到着が遅れる者までいた。そんな悪天候の中、77名のオヤジセイラーと13名のレディスセイラーが各地方から津久井浜に集結した。
 しばらくすると雨も徐々に小降りになり、スキッパーズミーティングを始めるが、さすがオヤジの達の集まり。予定よりもレーススタートを遅らせようという声が沢山の選手から上がった。
 自分は早く始めて早く終らせたかった方なのだが・・・
 ミーティングの結果、レーススタートは12時の予定、その前に10時30分よりエキジビションレースを行うと本部が発表した。もちろん私J-47は、参加を表明道具のチェックのため6.2+70Lで出艇、沖はブローが強く、6.2ではオーバーセイルだった。エキシビジョンが始まる頃には風も落ち着いて来て、J-47はボードのみチェンジし、92Lにしていよいよレース開始、コースは1ジャイブの単純なものでビーチスタートで行われる事になり、10数名がエントリー、コングプロと北原プロも参加し盛り上げてくれた。
 結果はJ-47が北原プロに続きフィニッシュ、北原プロはカウントされないので小生J-47が1位となりました。

masters3.jpg  エキシビジョンが終了すると天気も回復し、風も落ち着いてきたので第1レースを少し早めて開始することになった。この頃になるとみな慌ただしく準備に励んでいる。天気が良くなると動きが良くなった。やはり親父達の集まりを実感するな~
 しかし第1レースのシークエンスに入る頃には大分風も落ちてしまい、結局ロングディスタンスのファンレースを行うことになった。だから早くやろうとJ-47が言ったのに!
 ファンレースでは道具をチェンジする時間が無かった選手が多かった様で、年齢にもめげずパンピングをがんばっていた。このレースでは昨年のチャンピオン青木選手がトップでマーク回航するが、フィニッシュラインをトップで通過したのは地元レーサー井上選手だった。
 J-47はというとライトウインドは苦手という事もあるが、順位も解らないほどのふがいない結果に終った。
 これで今日の予定はすべて終了。夜はソレイユの丘で沢山の料理と飲み物を満喫し、久しぶりに会う選手達との会話に大いに盛り上がった。オヤジ達はレースではなかなか若いセイラーには勝てないだろうが、パーティの盛り上がりは若い者には負けていないようだ。

masters4.jpg  4月18日、二日酔いの目をこすり、窓を開けてみると空は快晴で、北寄りの風がそよそよ吹いている。
 海に到着。沖ではブローが入り大きな道具であればプレーニングしそうな雰囲気だ。おそらく5m/s位は吹いていそう。あきらかに三浦マジック!
 8時30分スキッパーズミーティングでロングディスタンスを行うことになった、皆急いで準備をするが、こんな時は歳に似合わず皆動きが早い。
 J-47は8.2+121Lのセットで出艇、十分プレーニング出来るので間違いなく本レースが出来るコンディションだ。
 レッドフラッグが上がりスタート4分前、やや風が不安定になったので、殆どの選手が風上のブローを求め本部船の上側に集まっている。J-47は混乱を避けたくて中央よりのスタートを選択し下らせ気味にスタートラインに向かい、ほぼジャストのタイミングでスタート出来たが、風上側の選手のブランケに入り失速。かなり出遅れてしまった。
 風上から昨年チャンプ岐阜の青木選手がブローを掴み好スタート!これ迎え撃つ三浦のライトウィンドのスペシャリスト井上が下側から好スタートを切り、中央寄りから琵琶湖の黒田が追う展開。J-47は出遅れるも何とかブローをつかんで追い上げ体勢に。
 アウターマークは青木・井上・黒田の順で回航するも、風が無くここで青木が大きく後退。井上がトップに立つ。3位で回航した黒田もブローを掴んで追い上げてきた玉野・安部にパスされる。
masters5.jpg  グランドマスターズは強風のスペシャリスト仲平がトップ。これに大会委員長石丸が追う展開、レディスはサーキットにも参加する照山・高野両選手が引っ張る。
 その後各クラス大きな展開は無くフィニッシュ。J-47はブローを掴んで何とか追いかげるも8位フィニッシュに終った。
 続いて第2レースもロングディスタンスを行う方向でシークエンスに入ったが、更に風が落ち、スタート直後にファンレースに変更になってしまった。本レースでトップでマーク回航するも2連覇を落した青木が、このファンレースでは雪辱を果たした。
 天気はさらに良くなり暑いくらいになってきた所で風も無くなりすべての予定がここで終了。マスターズ2010の幕を閉じた。
 J-47はコンディションで結果が左右されないように精進しなければと今年も思うのでした。40歳になって参加する新しいメンバーも多くいるが、まだまだベテランは元気です。おそらく40歳以上でウインドサーフィンしているセイラーは沢山いるでしょう。何年かぶりに復活した選手や15kgも減量して参加した選手もいました。元プロの大館選手も昨年に続き参加してくれました。
 結果など気にせず楽しみ、そして同年代の友人を沢山増やすという意味でも、沢山のセイラーに参加して欲しいとJ-47は思います。「でも傷の舐め合いになるかな?」
 こんなオヤジ達の大会を陰で支え雑務をこなしてくれた選手の奥様方、レースの運営をしてくれた山田・香村両プロ初めとするMRCのスタッフの皆様、悪天候で大変だったと思いますが本当にありがとうございました。これに懲りずまだまだオヤジ達の熱い戦いを支えて頂ければと思います。

RESULT
masters2.jpg <マスターズクラス>
1位 井上 隆
2位 玉野 正幹
3位 安部 高晃
4位 黒田 学
5位 藤田 英一
6位 青木 和広
<グランドマスターズクラス>
1位 仲平 達也
2位 石丸 謙二郎
3位 安谷 相吉
4位 山崎 秀夫
5位 大関 真治
6位 桜井 和雄
<レディスクラス>
1位 照山 幸子
2位 高野 智津子
3位 平山 実鈴
4位 田沢 妙代子
5位 松井 マリコ
6位 依田 桂子

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