
ラウンド5はランザロテ大会。ここから3戦カナリー諸島シリーズが続く。
この大会の種目はフリースタイル。通常はあまり波が立たないコスタテグシであるが、大会中は大西洋のうねりが入り、ウェイブコンディションでのフリースタイルとなった。ダブルイリミネーションが3つも成立するというハードコンディションだったが、それでも強かったのはホセ・ゴリート・エストレド。持ち前のパワフルでキレのある動きはこのコンディションでさらに光り、3つのダブルイリミネーションをすべて勝利しての完全優勝を果たした。2位には身体も出来上がってきた19歳のキリ・トーデが入り、3位にはアンチョン・オタエグイ。その実力が本物になったことを印象づけた。
その他にもトンキー・フランスがボンカやクマなどのニュームーブを披露し5位に、ヨーロッパチャンピオンのベルギー人スティーブン・バン・ブロックホゥヴェンが6位とフリースタイルシーンは激戦をきわめ始めたことを印象づける大会となった。
ウイメンズもダブルイリミネーションを3つ消化し、予想通りにサラキン・オフリンガが3つとも優勝して完全優勝を果たす。注目は2位と大健闘した我らが名越純子。ダイダ・モレノやローラ・トレボーといったフリスタの強豪を見事に抑え、3イリミネーション中2位を2回という輝かしい成績で準優勝。日本のウインド界にとっても金字塔を打ち建てた。

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ウェイブコンディションのフリスタの模様は以下の二つ
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