• home>
  • ORIGINAL SONG 風の吹く街に棲んでいます
これは一人のウインドサーファーが作詞作曲し、自ら歌っているオリジナルソングである。
そこにはウインド乗りのリアルな心情がメロディに乗って綴られている。共感を得る人も多いことだろう、
ぜひ一聴アレ!

風の吹く街に棲んでいます(作詞・作曲 あぜがみあきひと)

風の吹く街に棲んでいます
 海辺の街路樹 みんな山にむかって傾がっている
風の吹く街に棲んでいます
 海の香り いつでも部屋まで風が 運んでくる

 Tokyo-bayのイチバン奥のこの街に 風は集まり
  それに惹かれて 人も集まり ストーリーの始まり
 ずっと住んでるヤツ 遠くから通うヤツ 引っ越してきたヤツ
  それぞれの人生 変えてしまった 風と波と海

 仕事やめたヤツ 仕事変えたヤツ 仕事クビんなったヤツ
  彼女できたヤツ フラれたヤツ 彼氏クビんなったヤツ
 車 買ったヤツ 車 買い替えたヤツ 車で寝泊まりするヤツ
  それぞれの人生 ボードに乗せて ひとつの海へ出る

風の吹く街に棲んでいます
 海辺の街路樹 みんな山にむかって傾がっている
風の吹く街に棲んでいます
 ベランダに干した 洗濯物 いつも 海の匂い

 別々の人生が それぞれのボードで ひとつの海へ出る
  同じ風に乗って 同じブローで飛んで 同じマーク 目指す
 同じうねりに合わせ 同じ波にまかれ 同じ岸へ戻り
  同じ酒飲んで ひとつ鍋 つついて それぞれの家へ帰る

 沖へ出たとき 遠くの海へ来たとき 波の上に立てたとき
  とうとう ここまで来られたんだと 感じるとき
 誰のおかげ? あいつのおかげ? そんなこと言えないけど
  きっと一人では ここまで 来られなかったと 感じるとき

 店に置いてある 古いボード いつも あいつ乗っていた
  今も 風は心の中を吹いているか? あの夕陽は思い出せるか?
 病気を抱いたまま 旅だったヤツ 岸まで戻れなかったヤツ
  むこうの国でも きっと波と風に乗っていると 信じたい

 リストラや会社倒産 親の病気 子供の学費
  陸の上では いつでもどこでも キツいブロー吹き荒れる
 海の上に立てるのは それを勝ち上がってきた者だけ
  海にいるだけで 胸には 見えない金メダル 光る

 生まれかわっても 風と波に乗るかなんて わからないけど
  これがあるから 生きて行ける どんな目に遭っても
 生まれかわっても 同じことやるかどうかなんて わからないけど
  今 とても 大好きなのは 風と 波と 仲間

風の吹く街に棲んでいます 風の吹く街に生きています
風の吹く街に棲んでいます 風の吹く街に生きています

作者:畔上昭仁さん

 

 現在、千葉県検見川浜の海が見える部屋に住み、吹けば海へ行く生活。職業はマルチクリエイティブの会社/有限会社イマジン代表取締役。ウインド歴は20年を超える。平日でもウインドがしたいので37歳の時に独立したが、その後多忙のため5年ほどのブランクがある。

 ウインドスタイルはホームゲレンデが検見川であり、親しいショップ「スティフ」の店長J43、元J20杉原祐二、J85コングなどの影響もあって、レーシング派。風が吹けば沖の海で彼らを追いかける。沖縄、和歌山、十三湖などジャパンサーキットに参加した経験もあるが、基本的にごく一般的なウインドサーファーだ。

 またスピードにもこだわりを持っていて 「マウイに行くと、自分よりも年寄り(に見える)ジジイどもがものすごく速くって、そのへんの若者がいっても蹴散らされる。だから検見川浜での、“そんなジジイ”になりたいと思っています」と語る。

 なお、彼が関係するウインド関係のブログが二つある。
http://ameblo.jp/windlog/
http://kazenote.seesaa.net/